ドビュッシーと美術館
今日は夕方から青少年育成委員のパトロールがあるので
夕方からのレッスンはお休みさせていただきました。
夕方まで時間もあるし、信濃美術館で「東京富士美術館コレクション巨匠達の競演」をやっているので行ってきました。
元々絵画に興味があったわけではありません。
どちらかというと絵を書くことは苦手で、見ることもほとんどありませんでした。
きっかけは音大時代にレッスンしていただいたドビュッシーの曲でした。
映像第2集の中の「金色の魚」という曲をいただいたのですが、
当時はよく知らない曲で、なんだか弾きづらいなという曲でした。
なかなか先生の言われるような弾き方や音色を出すことができませんでした。
それまで近現代の印象主義の曲はドビュッシーの「アラベスク」や
「亜麻色の髪の乙女」「月の光」などの小品をやったくらい。
音の出し方がまるでわかっていなかったのだと思います”(-“”-)”
そのときに先生から、「ただ楽譜どおり練習すればいいわけではないのよ。
この時代のドビュッシーのことを知るには時代背景や絵画も深く関係していること。
ピアノばっかり弾いてないでたまには美術展に行ったり演奏を聴いたりして
もっと視野広く持ちなさい」と言われました。
当時はあまりピンときませんでした。絵なんて見てる暇はないのに。。と
しぶしぶ行ったのがはじまりです。。
ですが、観たからといって・・理解できたわけでもなく・・・
ずっと後の卒業してから演奏会で弾くドビュッシーの「水の反映」を練習していた時に
ふと先生の言われたことを思い出し、少しわかった気がしました。
当時は歴史も苦手で、音楽と歴史も結びつきませんでした。
最近になって美術館に行くようになりました。
絵画の世界にもバロック時代、ロココ時代、印象派などの区分があるようです。
絵の良し悪しはよくわかりませんが、300年という長い時の間に
時代ごとに描き方や描く物が変わっていくのはわかりました。
これだけ展示してあった中で深く印象に残った絵は2つか3つです。
おそらく絵のわかる人が見ればもっと素晴らしさがわかって違うのでしょうね。
1番興味のあった印象派のモネが少なくて残念。
もう少し展示してあるとよかったでのすが・・・
モネの絵が一番ドビュッシーの曲のイメージに近い気がします。
絵と音楽って深く関係してるんですね。
たまには美術館に行ってみるのもいいですよ♪